上手に活用できれば良いが、受験しない方が無難な場合もあり

受験しない方が無難な場合もあり

宅建試験対策については、予想問題集同様、模擬試験との付き合い方にも注意が必要であると言えます。各予備校が作成、実施する模擬試験は、やはり、スクールによって出題の癖が色濃く見受けられるテストであることは言うまでもありません。
その出題が必ずしも本試験仕様であるか、内容的に本試験同様のレベルであるかといえば、必ずしもすべてがすべてそうとは言えない現状があります。順調に対策が進んでいて、もうこれ以上やることがないのであれば、力試しに受験されてみると良いと思います。

ですが、そうでないのであれば、過去問演習などの本来こなすべき対策を疎かにしてまで受験する必要はないと断言できます。
また、性格的な意味合いで、“模擬試験受験に不向きな受験生”というのもいます。

宅建試験対策に限らずどんな資格対策においても、模擬試験となれば、得点や他受験生との比較、合格の可能性等の分析データが出ます。こうした結果を前向きに受け止めることが出来ないようであれば、まず模擬試験は受験すべきではありません。どんなに万全に対策が出来ていても、当日、結果が出ないこともあります。

また、受験対策が十分に進んでいない状態で受験をすれば、当然のことながら「合格までは程遠い」という現実が付きつけられることになります。「現実をみる」ということはもちろん大切なのですが、それがきっかけで宅建試験への挑戦そのものを諦めることになってしまっては本末転倒なのではないでしょうか。

宅建試験などの資格試験では、直前になってぐんと実力を伸ばす受験生が多く見受けられるものです。つまり、「模擬試験で合格可能性を知ること」よりも、「直前期まで前向きに、必死に取り組めること」の方が断然重要なんです。

宅建試験受験において、模擬試験を受けることは必須ではありません。メンタルに自信のある受験生が、あくまで余剰の範囲で取り組むべきことであり、大半の受験生にとって、まずは対策の基本となる「過去問演習」を完璧にこなすことに尽力されるのが得策であると言えます。