予想問題集は偏りアリ!あくまで「過去問演習」が基本

予想問題集はあくまで「過去問演習」が基本

本試験も押し迫った9月10月頃、書店の宅建試験対策コーナーでは、予想問題集の類をいくつも見かけるようになります。
「合格したい!」、そんな思いが強ければ強いほど、こうした予想問題集はすべて完璧にこなしておきたいと意気込むもの。私自身の経験でも、確かにひと通り買い揃えた経験があります。しかしながら、実は宅建の試験対策上、こうした予想問題集をこなすことに固執するのはナンセンスであるといっても過言ではありません。

 第一に強調しておきたいのは、市販の予想問題集の類が「必ずしも本試験に準じた内容になっているとは言えない」ということです。
確かに、出題形式としては同様に見えるかもしれません。ですが、出題の内容を細かく分析してみると、実際の宅建本試験の難易度以上だったり、これまでに一度も問われたことのないポイントが多く問われていたり等、作成元の“出題癖”のようなものがかなり色濃く出ていることが分かります。

もちろん、本試験対策に有効であろう予想問題集がないわけではありませんが、数多ある問題集の中から受験素人がそれのみをピックアップすることは容易ではありません。また、予想問題集の出題に左右され、肝心の過去問を用いての本試験対策がおろそかになることも考えられます。

「インプット十分、過去問も完璧」という状態の方が、宅建試験までの時間つぶしに予想問題集を活用するのであれば何の問題もないと思います。
しかしながら、おそらく大半の受験生はさほど余力のない状態で直前期を迎えるでしょうから、そういった場合にはあえて「予想問題集に手を出さない」という判断が懸命であると言えましょう。

宅建試験においては例年、“同じ論点が手を変え、品を変え出題されている”ことは有名な話です。よって、試験対策の基礎は、あくまで「過去問演習」。過去に出題された内容を完璧に網羅できてこそ、今年度本試験で戦うことが出来るのではないでしょうか。